なぜクリスマスチキン完売にこだわるのか?


イベントの中でもクリスマスチキンは特別な日に召し上がって欲しい。今年のクリスマスディナーの献立はもうお決まりでしょうか?恐らくそんな事を考える余裕のないくらい仕事が忙しい方もいらっしゃると思います。 基本的に生真面目な私たち日本人は何かのキッカケがないとつい忙しい日々が過ぎ去ってしまいがちです。

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気が付けば来年で20年目。私(穴井)が手掛けた最初の企画であり、とても想い入れがある製品です。冬季限定、数量限定で製造&予約販売してきました。 南国宮崎からサーフボードに乗ったサンタさんが美味しい幸せの象徴であるクリスマスチキンを全国にお届けする。お陰様でお得意様も着実に増え、今ではすっかりスモーク・エース冬の代名詞になりました。今回は製品の誕生秘話を駆け足で説明したいと思います。

きっかけはアメリカで見たキラキラしたクリスマスの光景から。

クリスマスチキンに私が強い想いを持っているのは、あの時の変わらない記憶が鮮明に残っているからです。その記憶を日本で具現化したいという目標があり、完売御礼の積み重ねにこだわってきました。そのきっかけは私が19歳の時。友人の紹介で訪れた、アメリカ人家庭のクリスマスディナーでした。アメリカ人家庭特有の豊かな時間の過ごし方に衝撃を受けたんです。

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今思い出しても、その時の光景はキラキラして幸せな気持ちになりますね。まるで映画ホームアローンのようでした。断片的な思い出は、ディズニーランドで白雪姫をしているという美しい女性が登場して驚いたこと。そのアメリカ人家族の娘さんがおじいちゃんへ小切手を渡していたこと。それがクリスマスプレゼントだったこと。 なんか映画で見たような光景が目の前で繰り広げられていました。しかし何というか、その時のマッタリとした外国の方の時間の過ごし方の上手さに終始圧倒されていた気がします。

招待客の方々は自己表現が上手というか、クリスマスは楽しく過ごす日という習慣が身に付いているという感じでしたね。 プレゼントタイムがひと段落した後、お待ちかねのクリスマスディナーがスタートしました。その時の光景は後の私にとって忘れられない素敵なトラウマになりましたね。 今考えると決して裕福な家庭という訳ではなく、中流より少し上か下かという一般家庭だったと思います。しかし素敵なテーブルコーディネートはクリスマスならではの特別感に溢れていました。

さらにその中央に佇む黄金色に輝くクリスマスチキンの美しさを初めて目にしました。 多分ターキーだったような気がします。 間接照明に照らされたクリスマスチキンを囲む特別なディナー。集った方々の表情は終始穏やかで、まるでスローモーションのようにゆっくり素敵な時間が流れていった感覚でした。

その時の食卓を日本全国のご家庭で再現して欲しい。

あの時のクリスマスの光景をスモーク・エースの製品で再現してみたい。クリスマスチキンが主役になることにより、クリスマスの食卓を囲むという楽しい口実ができることは素敵なこと。

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それから商品開発に入りました。あの時に感じた私の気持ちを思い出しながらクリスマスチキン色々と試行錯誤してみました。だどり着いたのは、やはりスモーク・エースらしく長期熟成作業で丁寧に製造し、自社製のスモーカーでじっくりとスモークして仕上げる古典的な方法でした。上品な美味しさにたどり着くまで時間がかかりましたが、毎年改善を加えながら、年々磨き上げられてきました。

あの時食べたクリスマスチキンの味はあまり憶えていません。私達が目指すのは、日本人好みの繊細な味わいの骨付きクリスマスチキンです。 燻製工房にとって冬は製造が一番忙しい季節なので、製造スケジュールも混雑します。しかし、燻製専門店が丁寧に数量限定で仕上げたクリスマスチキンを全国の方にお届けしたい。週末を利用しながら製造できる分のみ予約販売をすることに決め、現在に至っています。

南国宮崎発全国へ。今年もサーフサンタが幸せをお届けする。

20年前はインターネット通販が始まったばかりという時期でした。 宮崎発全国へ。知り合いのデザイナーさんにサーフサンタ(南国からサーフボードに乗ったサンタが幸せを届けるイメージ)をデッサンして頂きました。 情熱が伝わったのか、サーフサンタは宇宙を飛んでいました。嬉しくて早速オリジナルギフト箱と製品を作ったのですが・・・・ 当時の取引先に問答無用で断られてしまい、残る在庫を見ながら涙が出ましたね。

しかし、その時に助けてくれた友人、親戚、恩人のお陰で完売できました。100%身内票です。その時の安堵と悔しさの両方を感じながら10年連続直販で完売する。という目標をその時に掲げました。そのお陰でもうすぐ20年を向えようとしています。ありきたりの言葉ですが感謝しかありません。

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9年目辺りからインターネットが軌道に乗り、サーフサンタの袋印刷にバージョンアップしました。そして2017年からクリスマスチキン仕様の包装紙になりました。少しずつではありますが、年々洗練させています。

常連様の声より1:うちの子供達が穴井さんとこのクリスマスチキンを待ちわびているんですよ。24日から3日間連続でリクエストするんですよ。

常連様の声より2:クリスマスチキンを喜んでいた子が就職しました。今度結婚することになりお祝いにクリスマスチキンを贈りたいと思います。お客様の嬉しい声が聞こえてきます。

季節限定品の完売御礼を継続していると、思わぬ感動が待っていて驚くことがあります。目標の10年連続完売の気持ちを忘れず、これからも変わらず丁寧に美味しいクリスマスチキンを製造し、必ず完売御礼のお知らせをお客様に伝え続けていきたいと思います。私自身の必須ノルマですね。是非ご友人や周囲の方々に口コミでお知らせ頂ければ嬉しいです。

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