セレウス菌(細菌)とは

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もともと土の中にいる菌で、野菜類について台所に入り込みます。最近は自然食ブームで泥つき野菜がもてはやされていますが、冷蔵庫の野菜ケースにたまった土が他の野菜を汚染するおそれがあります。米飯類や既製のおそうざい、豆腐、生野菜など、広範な食品が、この食中毒の原因となっています。

この菌で熱に強い形になったもの(芽胞)は、加熱してもなかなか死なないため、調理後、食べるまでの時間が大きな問題で、食べ物を温かい状態で放置しないことが大切です。調理してすぐ食べないときは、冷却して保存すること。

症状としては

セレウス菌食中毒には、「おう吐型」と「下痢型」がある。「おう吐型」の場合、食後1~5時間で、吐き気、おう吐、腹痛をおこします。菌が食品中で作った毒素が原因で、日本ではこの「おう吐型」が多い。「下痢型」の場合、食後8~16時間で、腹痛、下痢をおこします。菌が小腸の中で作った毒素が原因です。

原因としては

「おう吐型」は、チャーハン、ピラフ、焼きそば、スパゲッティなどが原因。「下痢型」は、あらゆる食品が原因。

予防策としては

一度に大量の米飯やめん類を調理して作りおきしないようにする。この菌はあらゆる所にいるので、食品にほこりが付かないように、調理済みの食品にフタやラップをしたり、台所を清潔にする。

 

 

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