創業1983年、宮崎地鶏と燻製専門店スモーク・エースの経営者、穴井浩児が日々の取り組みや業務を通して、考え方や皆さんに知って欲しい事などを発信するブログです。私達は1983年に自分達の食べたいものを作るというコンセプトのもと美味しいと納得したオリジナル商品をお客様にお届けしている食品メーカーです。 広範囲の販売を重視すれば加工の工程で過度な水分除去や添加物は必然となります。私達は美味しさを重視し、自分達のお届けできる範囲でユニークで美味しい食の提案を今からも、そしてこれからも続けていきたいと思っています。このブログを通して日々感じる想いを発信できればと思っています。

Home > 宮崎地鶏 > 2007年「宮崎ブーム」の光と影

宮崎地鶏と燻製の専門家

2012-05-15

■嵐の前触れもなくその時は起こった
2007年1月、私達だけでなく宮崎県全体は試練の時を迎えていた。3回に及ぶ鶏インフルエンザが宮崎県を襲ったからだ。なぜ、私達ばかり・・・ 創業以来の外的危機と落ち込む売上げに会社の規模縮小を真剣に考え、社員に構想を話していた所だった。同時に宮崎県政治もかつてない、大きな変革を遂げようとしていた。東国原知事が彗星のごとく現れ、当選。その結果と後の宮崎ブームは青天の霹靂(せいてんのへきれき)という言葉が最もふさわしく思える。風評被害を防ぐべく宮崎県知事のPR活動も手伝い、窮地に追い込まれていた宮崎県は一転してブームに転換。忘れもしない2007年2月11日。何か大きなものが音を立てて動き出した。そんな胸騒ぎがしたことを鮮明に憶えている。    

■製造が一気にパンク状態に。考える暇なく鶏炭火焼を製造し続ける日々
ブームというものを経験したことのない、良い意味でも悪い意味でも「陸の孤島」だった宮崎県はそれ以来パニック状態になった。押し寄せる観光客にマスコミの方々。スモーク・エースの製造現場もパンク状態になる。 3回目の鶏インフルエンザのわずか2週間後。昨日まで今後の製造をどうするべきか悩んでいた事が嘘のように、毎日の製造をこなすだけの日々が始まった。これがいいのか悪いのか?そんな事すら考えることが出来ないまま毎日が流れた。    

■体が壊れる。創造性が欠如し、品質管理をすることだけで精一杯
製造数を絞っていた段階から、製造が追いつかない状態に一変。一日の製造数を倍に増やし、土曜日も製造する事にした。鶏炭火焼を真空パックに仕上げるまで夜中までかかった。翌朝6:00から準備しなければ製造工程が間に合わない。1983年創業、燻製工房であるにも関わらず薫製品を製造する事ができなくなった。鶏炭火焼レア―みやざき地頭鶏炭火焼鶏せせり香草焼・・・これから伸びていくであろう製品達を製造する事ができなかった。しかしそれは、「粗製乱造をする位だったら製造をしない」という創業から変わらぬ精神で正しい選択だった。しかし、スタッフには疲労が溜り、ついには私自信が体を壊してしまった。夜中まで製品検品をしながら、品質を保つだけで精いっぱいの日々だった。

■加工品の技術が乏しい市場に、粗製乱造の新規業者が乱立
このブームが来る2007年、ある大手百貨店の方とお話しする機会があり、今でも印象に残っている言葉がある。「九州、特に南九州は一次産品は豊富で全国的レベルなものが多いが、二次加工品のレベルが低い。」かなりの衝撃を受けた。納得の部分が多かったからだ。その時と変わらないままにブームが来たときに二次加工品の業者はどうなるか?新規参入も含め、決してレベルが高いとは言えない鶏炭火焼製品が市場に乱立するようになった。加えて肖像権を無視したキャラクター商品も市場と消費者を混乱させた。悔しいとかいう以前に、私達自身も周りを見渡す余裕が全くなかった。しかし、この時「二次加工品なら宮崎はスモーク・エース」というナンバーワンになろうと心に誓った事を忘れない。鶏炭火焼は1987年に燻製の技術を基に世に送り出した宮崎を代表する製品。この鶏炭火焼を食べずして宮崎は語れない。これからも変わらずに進化していきたいと思う。    

■スモーク・エースは創業以来変わらない考え方。私達の鶏炭火焼に対する想い
鶏炭火焼は添加物を一切使用していない。その為、賞味期限は冷蔵14日、冷凍30日と世の鶏炭火焼製品の中で当然ながら一番短い。賞味期限の長い加工品にするには、過度な水分除去と過度な添加物の使用は不可欠になる。美味しさを追求する為にスモーク・エースの鶏炭火焼は最高の条件で加工しているため、お客様にも流通・保存には充分注意して頂いている。売れればいい・・・安直にそう考えるのであればレトルト同様の常温品を作ればいいのかもしれない。高温の熱殺菌で繊維が破壊され、ねっとした食感になり、宮崎名物炭火焼の真骨頂であるブームの中でそのような商品を横目に見ながら疑問を感じざるを得なかったが、私達の考えは一切変わらなかった。一番美味しい状態で加工して、手軽にお客様に食して頂き、笑顔の食卓が少しでも宮崎発全国へ増えていく。これまでも、これからもそれ以外の選択肢はない。  

■ブームが教えてくれたこと。今度は自分達(企業各々)が自立する番
あの時のブームは良い面、悪い面と両面があったと思っている。今思えばいい経験で製造の限界点も体で分かった。燻製工房にも関わらず、全く製造できないというジレンマも嫌というほど味わった。宮崎の食品会社としてナンバーワン=宮崎県民が胸を張って全国に紹介できる一流の製品。今度は私達が自立していかなければいけない番だ。ブームはブームでしかない。原点に戻り、「スモーク・エースしか出せない、ここにしかない美味しさ」を追求する以外方法はない。そう確信した大きな経験だった。「これまでも、これからも丁寧に製品を造り続けるほか方法はない」何度考えてもそれが私達の揺るぎない原点、信念に戻らなければいけない。    
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