おいしさに影響する「食感」という日本人独自の感性の素晴らしさ

店長コラム

 

■自分達が丁寧に造った製品を丁寧に使って下さる業務用お取扱い店様

今年は「質の高い業務用のお取引先を増やす」という新しい方向性を密かに掲げている。ほとんどの中小企業が私達だけでなく販路拡大に悩んでいると思う。数をさばく為に中間業者=卸業者さんにお願いせざるを得ない事が当たり前だった。中間業者さんはいい方でも、その先にどのように販売されているのか分からない。美味しさを優先する為に賞味期限が日本一短い(→クリック)私達にとっては夏の暑い日など気が気ではなかった。当然のごとくメーカーSPAがファッション業界などで通常となり、ここ数年は造り手(メーカー)と直接取引きしたいという要望が徐々に増えてきている。

 

■インタビューから出てくる「食感」の重要性

私達のホームページに唯一できる事は、「想い」を率直に伝える事しかないと思っている。後はお客様の味覚次第。その難関を超え、お取引頂いているお客様の「頭の中」が知り勉強させて頂きたくなった。私達の製品を業務用として取扱い頂くぐらいの方々なので当然感性が鋭い方が多いとは思っていたが、実際お会いしてみるとその想像を超えた理念を持ってらっしゃる。その中に必ず出てくるキーワードとして「食感」があった。

 

■心地よい食感、邪魔しない食感。プロの方にとっての「食感」のとらまえ方

私達は食感は素材を引き立てるという事が全てだと思っていたが、例えばワインと一緒に召し上がってもワインの旨みを邪魔しない食感。召し上がった時に料理と馴染む心地よい食感。そのお店の方向性によって食感のとらまえ方が違ってくる。食感は大きく2種類あるそうで、歯ごたえは、歯の根元と骨とが接する部分で食品を歯で噛んで感じる力の大きさや硬さ、弾力性などの情報をキャッチするそうだ。口あたりや喉ごしは、口の中の粘膜や舌でみずみずしさやざらざら感を感じるそうだ。そのお店がドリンクを主体にしているか、料理を主体にしているかだけでも大きく食感の役割は変わってくる。

 

▼香ばしくキッチリとしつつ邪魔をしない食感が鶏炭火焼に驚いた点。(→クリック)

 

■食感1.弾力性と噛むほどに味わい深くなる鶏炭火焼レアー

この鶏炭火焼が地元の飲食店より一番美味しい。自他共に認める究極の一品が鶏炭火焼レアー(→クリック)。ギリギリの焼き加減(レア状態)にした後に、瞬間冷凍で味を引き締める。もともと業務用に商品開発した一品でこだわりの和食系のお客様が看板メニューとして愛用されている。一般のお客様にも必ず伝えることは、ギリギリのラインで製品化している為、お客様の焼き加減が一番大事という事。こちらの動画をおすすめしている(→クリック)これこそ食感が命。明確に美味しさが変わってくる。美味しさを第一にしなければ、そもそも誕生しなかった製品であると断言できる。

 

 

■食感2.熟成ベーコンのとろける食感が口の中に広がる

現在、イタリアレストランなどの業務用食材として圧倒的な人気を誇るのがソフトベーコン(→クリック)だ。名前の通り私達が心がけている事は「日本人の繊細な味覚に合ったベーコンである」ということ。ドイツに行った際に確信した。海外のハムソーセージは海外の気候の下で食すから美味しい。個人的には好きだが、塩度が高くハードタイプが多い。料理人の方いわく「メインディッシュになる食感」。素材としても食感が丁度いい。ここでも食感という言葉が出てくる。ソフトベーコンと言い続けてきたかいがあった。

 

 

■食感3.鶏せせり香草焼の香ばしくかつジューシーな柔らかい食感

ソフトベーコンと共に料理人さん一押しの製品が鶏せせり香草焼(→クリック)だ。この作品が認知されていくことは大変誇らしい。商品開発時には並々ならぬ想い(女性に支持して頂ける製品に育って欲しい)があったから。鶏炭火焼に対してジューシーな食感に合うように香草を中心にブレンドした味に仕上げた。その想いが通じたのか、女性の方を中心に支持して頂いている。食感が楽しめる事から盛り合わせの一品や前菜として使用して頂く事が多い。

 

 

まとめ|日本人ならではの食感へのアンテナ。食がより楽しくなる。

このように、業務用として取り扱うプロの方々は想像以上に食感を大切にしている。世界一繊細な和食文化で育ってきた日本人は、TPOに応じて食感を使い分け楽しむことができるのだ。食感により食の楽しみが広がる。私達の食感でより多くの日本人の食生活が豊かになることを願うばかりだ。

 

 

スモーク・エース業務用専門店(→クリック)

 

 

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